こうみんかん☆ラボ『あそびのサンマをつくろ!!』(全4回)終了しました

こうみんかん☆ラボ 『あそびのサンマをつくろ!!』

サンマをつくろうって、何の講座かな?釣りかな?料理かな?あそびって書いてあるし、こども達向けの講座かな?と思われた方もあったのではないかと思います。

今期実施させて頂いた『あそびのサンマをつくろ!!』は、上記のどれでもありません!!
サンマとは「空間」「時間」「仲間」という三つの間のこと、そして、こども達ではなく、大人が改めてあそびについて考えてみたり、実際に遊んでみようという企画です。

まず1回めは貝塚市で年に4期実施されているプレイパーク(冒険遊び場)について、どんなところなのか、運営している方はどんな人なのか、実施して知るこんなとこ、あんなとこのお話を聴く機会に設定しました。
・・・・・・が、台風のため、実施が叶わず、その日は中止。別日開催を検討することとなりました

第2回め(11月19日)は、プレイパークの様子を実際に観てみようという回。
貝塚市プレイパークに見学に行ってきました。
大阪狭山市からの公共交通機関での交通の便はあまりよくなく、参加者は少なかったですが、子どもたちの様子、関わる実行委員会の方々の関わり方や、大切にしていることなどを聴き、そして見る機会となりました。
自然と、『遊びってなんだろう?』という話を交わすこともできました。

 

 

(写真は2017年夏の様子です)

 

 

第3回め(12月3日)は、遊びって何かを体感するために、自身が遊んでみようという回でした。
講師としましたが遊びの先輩として、3,4回はNPO法人I.K.O市原アカデミーの池上正さんに来て頂きました。
「強制されたら、それはもう遊びでない。」そんな思いから、池上さんと相談し、いろいろな準備はしつつ、時間と場所、これだけの準備を元に過ごすというノープログラムな企画にしました。
終わってみれば、主に火と食を遊ぶ時間になっていたように思います。
役割を遊ぶ。子どもたちの様子とはちょっと違うかもしれませんが、作業を工夫することで、遊びに近づいていた気がします。

第4回め(12月17日)は、遊びって何かを体感するための2回目。
コンセプトは前回と同様。
準備は、前回が食に時間を使ったので、今回は食は簡単に。その他にやってみたいことができるようにとそこまでは事前に決めつつあとはノープログラムな企画を実施しました。
おにごっこ一つとっても、それぞれが経験してきたルールが違っていたりします。
一人で遊ぶこと、複数人で遊ぶこと、何をして遊ぶか決める時のやり取りなど、子どもの時より少しぎこちない様子だったかもしれませんが、実体験しました。

1月28日。台風で中止になった第1回めの貝塚市プレイパークのお話を聴く機会が実現しました。
来てくださったのは貝塚市プレイパーク実行委員会のみなさんと貝塚市中央公民館の職員さんです。
プレイパークの運営に関わることで、気が付いたことや、ご本人の変化などもお話してくださいました。
後半、質疑応答も含め、座談会。大阪狭山でプレイパークを実施できないかなというテーマでも少し話し合いました。

各回の内容を通して、『あそびって何か』をずーっと問うていたように思います
参加されている方からは、今の子どもは、自由にとか、遊びを生み出しながらとか、群れてとか、大人が子どもだった頃のようには遊べないという声もありました。
本当にそうなのでしょうか?
こたえはわかりませんが、私は経験がとっても少ないだけなんじゃないだろうかとも思ったりします。少しずつ経験を増やせたら、今の子だって、遊べるんじゃないかと思います。
じっくり、ゆっくり、こどもたちの内から沸き起こってくるチカラを信じて待ったり、そこで起こることを見守ることができる大人のチカラを身につけたい。そして仲間を増やしながら、こども達がチカラを発揮できる場をつくりたい。そんな風に思えてきた全4回でした。

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