7月17日(月・祝)午前10時~午後3時。脱出アドベンチャーゲーム『ASOBOSAI』part.2を実施しました。
この講座は、おとなの寺子屋in公民館の講座の中で生まれ、有志のみなさんが、半年以上会議を重ね、どうすれば、こども達に防災のことを学んでもらえる機会になるかを練りに練って頂き、出来上がった講座です。
そして、習うのではなく、まずは実体験からスタートしたいという無理なお願いを聴き入れてご協力頂いた消防署の方々、様々な体験を支えるために当日ボランティアとして協力頂いたみなさん、社協、市の防災防犯推進室のご協力も頂き、多くの方々のおかげで実施することができました。
昨年度9月に一度実施。思いのほか、たくさんの応募を頂き、半分のこどもたちにしか体験してもらえなかったこともあり、今年度、もう一回実施しようということになり、part.2の開催となりました。
午前中は、4つの国をめぐり、
山の国では、30kgの人形をそこにあるモノを使って運びだすことを。
水の国では、大切な水をこぼさないで運ぶことを。
火の国では、水消火器を自分たちで書いてあることを読み解き、使って的にあてることを。
風の国では、書いてあることや音声に従ってAEDを使ってみることを。
それぞれでリアルな体験を自分たちで考えながらしてもらいました。
ミッションごとにヒントカードをゲットし、最後はお宝発見☆
公民館の内外、全館をかけまわるプログラムを楽しんでもらました。
全部回った後には、静の国で、消防署の方から、講評と共に、正しい使い方や工夫を教わりました。
お昼ごはんは、アルファ化米と持参したレトルト食品を温めて、みんなで食べました。
アルファ化米の使い方(食べ方)の説明を熱心に聞き、お湯を自分たちでドキドキしながら注いでいました。
午後からは、グループに分かれて、持ち出し袋の中身を考えるワークショップを行いました。
3日間生き残るために、何を持ちだし袋に入れておくか。
これを最初は個々に理由と併せて考え、その後、グループで意見を出し合って一つの持ち出し袋の中身を考えてもらいました。
自分が何を大切にしたいかを考えたり、他の人の意見や知っている情報を聴く機会になったと思います。
最後は、宝物として手に入れたLEDライトをペットボトルに当てて、明かりを大きくする方法を体験。暗闇の中でのあかりのありがたさも感じてもらえたでしょうか。
何かあってからでは、遅いのだと思います。いのちをまもるためにも、
今日の体験やワークショップのことを、おうちで家族と話すことで、防災のことを家族で話すきっかけにつながってくれたなら、うれしく思います。