第4回目は、ドラマ字幕者でもある韓流ライターの、倉本善子先生をお迎えして、「韓国ドラマの世界:ドラマから韓国社会を探る」というテーマで、お話を伺いました。お話は韓国テレビ局の紹介から始まり、日本と韓国におけるテレビの歴史と続きました(下表参照)。
全日放送・・・朝から夜中までの放送。韓国は2005年まで昼間はTV放送していなかった。
受信料・・・放送公社(日本でいうNHK)の視聴料金。韓国は2500ウォン(=250円:11/10現在)
ちなみに韓国放送公社(KBS)の受信料は、電気代と一緒に強制徴収されるそうです。
日本でそんなやり方をすると、横暴だという意見が大勢を占めそうな気がします。
また韓国のCMは、番組と番組の間に流れるそうです。
日本は番組の途中で、何度も何度もCMが流れますね。
ここは韓国が羨ましいところですが、CMを誰も見ないという事態に陥ってそうです。
もっとも日本にしろ韓国にしろ、地上波のCMは廃れていきそうですが。
最後に、日本製ドラマの韓国版のタイトルをいくつかご紹介しましょう。左が日本で右が韓国です。
「東京ラブストーリー」→「ジェラシー」
「星の金貨」→「ドクターズ」
「一つ屋根の下」→「ハッピートゥゲザー」
「ロングバケーション」→「星を射る」
日本verと韓国verを見比べるのも、面白いかもしれませんね。
例えば日本での設定は同棲ですが、韓国では3人で同居となっているドラマがあります。
次回は一週間空いて、11月9日(水)となります。お間違えのないようお願いします。
そしてテーマは「韓流とは何だったのか?:現代日韓交流論」です。
お楽しみに。