市民の方から、ぜひ『こどもをまもるための講座」をと要望があり、今回は、3つのテーマを決めて、『子どもを私を”まもる”スキル・知恵を身につけよう!!』を企画し、実施しました。
①女性のためのセルフディフェンス~「身をまもる」「にげる」ためにできること~
3月2日(水) 19:00~20:30
福多唯さん(Wen-DoJapan)に金沢からお越し頂き実施しました。
たたかうためではなく、「身をまもる」「逃げるための時間をつくる」ために何ができるか…。
●女性にも(暴力をさけるための)様々な力がある』と気づくこと。
●女性が女性の味方になれる知識と意識を身につけて、輪になり、助け合う。
●目の前に暴力が迫ったら事態に備えて具体的な方法を学び、選択肢を増やす
短い時間でしたが、効果アップのあいことばをもとに、動作ポイントや急所についてを教わりました。
②子どもに正しく伝えよう”性”のこと~子どもの心とからだをまもるための正しい知識~
3月9日(水) 19:00~21:00
ウィメンズセンター大阪代表で性暴力救援センター・大阪運営委員でもある原田薫さんに来て頂き、お話を聴きました。
TVの中のことだけと思ってしまいがちですが、私たちの身近でも起こっているかもしれない性暴力の問題。その被害は性別に関わらず低年齢の子どもたちにも及んでいるそうです。
性の話は、話しにくいことかもしれません。
でも、先生に伺うと自分のいのちの誕生をまっすぐに『そうなんだ』と受けとめることができる9歳までに正しい知識を伝えることができればとおっしゃっていました。
“性” = ”生まれながらもっているココロ”
“性” = ”心をもって生きる” = ”人間らしく生きること” = 人権
まずは、周りの大人が正しい知識をもち、自分も大切にし、子どもたちにも伝えてもらいたいと思いました。
③SNSの危険からまもる~子どもより先に知ろう!SNSの仕組みとできること~
3月23日(水)19:00~21:00
NIT情報技術推進ネットワーク(株)代表の篠原嘉一さんに来て頂き、お話を聴きました。
「あぶない」と伝えるだけでは危険は避けられない。使わないのではなく、仕組みを知って上手に使うことで防げる被害もあることと教えて頂きました。
デジタルタトゥー、 「SNSは消えない」。と認識しておく。 今だけでなくずーっと残るもの!!
『アナログ』の体験も大切にという言葉もココロに残りました。
地域としての取り組みで、『サイバーパトロール中』というのぼりを掲げることで抑止する方法をとっている所もあるそうです。
大阪狭山市でもそんな取り組みが広がっていくと良いなぁと思いました。
3つのテーマから”まもる”を考える機会をもちました。
誰にとっても関係のないテーマは一つもなくて。
それぞれが、ヒトを大切にするための内容でした。
どのテーマも、もっと多くの方に知って頂きたい内容でしたので、また機会をつくり、今後も取り上げて行きたいと思います。