雨が降り、かなり肌寒い中の4回目の本日は、元新聞記者で、帝塚山学院大学教授である中川 謙さんを講師に迎え、「2008年の大恐慌 -世界金融危機の正体は?-」 がテーマ。
アメリカが発端のこの大事件について、あるアメリカ人著名投資家のコメントを掲載した新聞記事を元に、分かりやすく説明されました。日本では全く考えられない、信じられないような金融機関の融資実態を、アメリカの政府系金融機関が後押しをした事により、更なる巨額の負債を発生させる事となった。
ちなみに、アメリカがこれまでの歴史で積み上げた政府債務は半年前はざっと5兆ドル(約500兆円)。それが、政府系金融機関を抱え込んだことで、たった1週間で6兆ドル増え、たった半年で2倍以上になってしまったとのコメントに驚きの一言。
政府系金融機関発行の簿外の金融派生商品が数兆ドルあり、アメリカ国内のみならず、金融危機が全世界へ飛び火した系図の解説に受講された皆さんも熱心に聞き入っていました。
次回(11月15日)は、最終回。
『事件記者~大阪府警の24時間~』がテーマです。
どうぞお楽しみに…