青少年セミナー みらいはばたきっず かがく実験で未来のノーベルかがく賞!

8月10日、11日、12日。公民館と社会教育センター共催の講座を社会教育センターで行いました。
猛暑日が10日以上も続く暑い中、狭山市内の小学4年から中学1年までの児童、生徒が社会教育センターにきてくれました。
この3日間、違うテーマで大阪狭山市内に在住されている大阪府立大学の先生が専門分野の内容を講座にして実験を交えて教えてくださいました。

1日目。成澤雅紀先生の透明な材料・着色する材料・発光する材料というテーマでの講座です。身近にある光る物質を顕微鏡ハンディ顕微鏡で観察しました。
顕微鏡で覗くとお札の色もたくさんの小さな色で構成されていることがわかるし、蛍光ペンなどを使ってみると見えない色も見えたりと発見のある実験が続きました。
光の屈折など、少し高度な内容もありました。
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2日目。津久井茂樹先生の新電池3兄弟(太陽電池、燃料電池、熱電材料)というテーマでの講座です。
今、使っているマンガンやアルカリ電池の説明から、新電池の説明がありました。そして実際にその新電池を使って、ラジコンカーを動かしたり、太陽電池で小扇風機を動かしたりしました。
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3日目。野口悟先生の極低温、超伝導、磁石の不思議というテーマでの講座です。
普段生活する中でも磁石は色々なところで使われています。
まずは磁石ってなに?から始まりました。右ネジの法則を実験で確認し、2027年に開通する超伝導リニア新幹線の仕組みをお手軽リニアの実験で確認しました。超伝導現象は極低温でしか起こらないこと。リニア新幹線が浮いて飛ぶように走るということを知りました。マイナス196℃(77K)の液体窒素を使って物体が浮くという、リニア新幹線の原理をわかってもらう実験も行いました。
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講師の方々は普段、大学生を教えておられます。今回は小学生や中学生に教えるということで、クイズを交えたり、噛み砕いた説明を用意したり、興味をひく実験の準備をしたりと最新のかがくを子どもたちにわかってもらえるように、色々と工夫していただきました。
そのお陰で、子どもたちのアンケートでは『実験が楽しかった。』『もっとやりたかった。』『いろいろとわかった。』というものが多かったです。
かがくの不思議に興味をもってもらうきっかけになってくれた事と思います。
狭山から未来にノーベルかがく賞をとる子どもがでてくるといいですね。

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