成人大学講座『南大阪の歴史と文化』第3回

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よく晴れて気持ちの良い気候の中、成人大学講座『南大阪の歴史と文化』第3回目、開催しました。

本日の講師は大阪狭山市教育委員会・市史編さん担当学芸員の吉井克信さんです。

第3回目のテーマは『行基・重源の活動と狭山池』です。

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今回のテーマである。行基と重源。

行基は奈良時代・重源は鎌倉時代の仏教信仰が盛んな時代の僧でした。そんな僧が寺の再建や狭山池の改修など土木事業をしたのか、社会事業に励んだことの意味や社会的背景を考え、解説して頂きました。

講座では、2人がどのように修行をしたり布教活動したか。新都造営や東大寺再建・狭山池の改修を行ったかなど、2人の生涯を聞きました。

狭山池の改修という大規模な工事を成し遂げた2人でしたが、この大阪狭山の地に伝わる伝承は皆無に等しいそうです。狭山池の改修碑に狭山池の改修は自分の名誉と利益の為ではなく、ひとえにみんなの為だと残っていました。

講座の最後には、先生に質問タイムがありました。「昔の僧は今の国家公務員のようなものだったそうだが、いつの時代からいつの時代までそのような地位があったのか?」などの質問に先生が丁寧に答えてくださいました。

次回の成人大学講座は11月5日です。テーマは『河内の中世荘園』です。宜しくお願い致します。

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